こんばんは。最近仕事でTableauを使う機会があったので、苦戦したことを纏めておこうと思います。この記事ではドーナツチャートの作成手順を整理します。
Tableau、使ってみると簡単なグラフがとっても作りづらい・・・というのも、Excel操作に慣れていた身からすると、いろいろと操作が直感的でない・・・
ドーナツチャートやレーダーチャートなどのグラフをもっとさっくり簡単に作れたらよいのになぁ・・・
それではまいります。
Contents
作りたいグラフ (完成系イメージ)
最初に、今回のゴールのイメージを。
こんな感じで、目標値に対してある指標がどの程度かを視覚的に分かりやすくしたい。
ステップ0:データの準備
超簡略ですが、データの形式としては、以下のようなものを想定しています。
このProbabilityの全体平均を、ドーナツチャートで表現してみたいと思います。
ステップ1:円グラフの作成
いきなりドーナツチャートではなく、まずは内訳の円グラフを作っていきます。
はじめに、”マーク”エリアに”メジャーネーム”と”メジャーバリュー”をドラッグし、グラフ種類=”円グラフ”、メジャーネームの表示=”カラー”、”メジャーバリュー”の表示=”角度”を選択します。
これで、メジャーバリューの内訳が、角度と色の違いで表されるようになります。
次に、今回、円グラフの100%が目標水準となるようにしたいので、ここの見せ方を調整していきます。
つまり、スコアの目標水準(MAX)が1として、指標の平均が0.4だとすると、この指標は円グラフ上40%の角度で表現されているようにします。
このために、メジャーバリューに”目標水準値-AVG(指標)”という計算指標を追加します。これはすなわち、上記の例でいうと、指標の未達部分0.6を計算していることになります。Tableauで内訳円グラフを作るときは、このように未達0.6の内訳データを自分で作ってやる必要があるんですね。(目標ライン1と実績0.4からよしなに作って欲しいものですが、、)
次に、現在内訳が同じ色で表されてしまっていますので、配色パターンをいじります。
これで内訳円グラフは完成です。次に、この円グラフをドーナツ型にしていきます。
ステップ2:ドーナツ円グラフに更新
ここからどうやってドーナツにしていくかというと、ステップ1で作った円グラフに、これよりも少しサイズの小さい、背景を白で塗りつぶした円グラフを重ねてくりかれたように見せるのです笑 この方法、実はちゃんとTableauの公式ページでも紹介されているのですが・・・・ち・・・力技・・
というわけで、新しい円グラフをステップ1の円グラフに重ねるために、2軸プロットにしていきます。
項目は何でもいいのですが、たとえば”レコード数”項目を2つ、行に追加します。これで、同じグラフが2つたてに並べました。
お次は、この2つのグラフを重ねていきます。2つ目の”合計(レコード)”項目を右クリックすると、”2重軸”というオプションがあるので、クリックします。これにより、2つのグラフが重なります。
お次は軸の目盛りが不要なので、消しておきます。
右側の軸を右クリックすると、”軸の同期”というオプションがあるので選択します。これで左側の軸設定が右側にも反映されるようになりますので、左側の設定を進めていきます。
下の図と同じように設定してください。
これで軸の目盛りが消えて見た目が綺麗になりました。
次はいよいよドーナツ化です。2 軸目の円グラフを小さい白抜き円グラフにしていきます。”マーク”エリア”の2軸目エリアを開いて、指標の表示方法=”テキスト”にして、背景を白にし、そしてサイズを小さくします。
すると、ドーナツの出来上がり!
最後に見た目の微調整を行います。
表示する小数桁数を調整します。シートの数値部分で右クリックして、書式設定をします。
以上で完了です!ドーナツグラフができました!!
・・・にしても、、パワーを使う作り方です笑 Power BIならこういうチャート簡単に作れるんですけどねぇ・・
次はレーダーチャートに挑戦してみたいと思います!
本日も最後までご覧いただきありがとうございました。
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