こんばんは!
新型コロナウィルスの拡大で東京の週末外出自粛が続いていますね。。自宅にこもっている時間を有効活用すべく、これまで勉強したいと思っていたけれど時間を作れていなかったことを色々と進めようと思い、今回AWSソリューションアーキテクトの資格試験に挑戦してみました。
結論から申しますと、3日間がっつり対策し、本日無事合格することができました!!
自分の記憶に残しておく意味も兼ねて、3日間で実施したこと、合格するために必要だと思ったことをまとめておこうと思います。
これから受験される方の参考に少しでもなれば幸いです。
Contents
試験の概要
AWSソリューションアーキテクト アソシエイトの試験ですが、SAA-C01(旧版)とSAA-C02(新版)の2パターンがあります。(正確には、ありました。)
新版のSAA-C02は、2020年3月23日から、正式に受験できるようになっており、これに合わせて旧版での受験は3月22日に終了しました。(旧版の再受験は7月1日まで可能なようです)
ですので、私が今回受験したのは新版になります。
受験の流れは以下の通りです。
Qiitaのこちらの記事によくまとめられていますので、リンクしておきます。大きくは、分野毎の配点の重みが変わったようです。
AWS認定 ソリューションアーキテクト – アソシエイトの旧版と新板を比較してみた。
実際に新版を受験してみた感覚ですが、旧版試験対策で解いていた問題と内容は特に違いがないように感じました。
私が受験した4月は、通常通り運営されていました。5月でも、席数は削減されたりしているものの、受験は可能なようです。(ピアソン試験センターの場合)
試験対策の進め方
受験までの学習スケジュール
受験までのスケジュールは以下の通りです。
- 1日目:テキストの読み込み(8時間)
- 2日目:模擬試験問題を解く(10時間)
- 3日目:模擬試験問題を解く+AWS Black Beltの資料読み込み(8時間)
勉強に利用した教材
テキスト1冊(+1Webサイト)と、模擬試験教材1講座を活用しました。
テキスト:AWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイト合格教本
個人的評価:★★★★☆
- 試験出題範囲がしっかりカバーされているので、最短で試験の全体感を掴むためにはとても良いと思いました。
- 模擬試験も1回分ついており、解説も手厚い(不適切な選択肢に対する解説も充実している)
- 最新の出題傾向にはやや対応しきれていない部分はあると感じた(例えば、AWS Kinesisとかは、カバーされていなかったように思う)ので、最新の出題傾向への対策は、別途最新の模擬試験やAWS公式ドキュメントをみてカバーする必要があると感じた。
- ただ、繰り返しになりますが、全体感を素早く掴むにはとても良本
問題集:Udemy:AWSソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集 (6回分390問)
こちらは、Udemyという、オンライン講座を活用しました。上記の講座は、問題集のみとなっており、実際の時間制限の中で問題を解いていき、採点もしてくれます。私自身初めてUdemyを使ったのですが、これは便利です・・!
個人的評価:★★★★★
- 6回分のボリュームに対してかなりリーズナブル
- 新版(SAA-C02)の出題傾向にも準拠
- 上記のテキストと同じく問題の解説もかなり丁寧
- やや難しめの間違いやすい問題を集中的に出題してくれているので、問題をときながら頭の整理がかなり捗る
テキスト:AWS Black Belt サービス別説明資料
Webサイトはこちらです。
Blackbeltというオンラインセミナーの資料が、サービス別に全てまとめられており、かなりのボリュームと説明量です。聞いたことのないサービス名が出てきたら、まずはここでサービスの概要を見るようにしました。
個人的評価:★★★☆☆(試験対策という意味に限って)
- それぞれのサービスの内容はかなり詳しく書かれているので、試験対策にとどまらず、使える知識をつけるためにはぜひまずは目を通しておきたい資料だと思いました。
- 試験対策という観点に絞って言うと、やや概要説明の導入からテクニカルな説明が多いため、背景知識や、実際にその領域の実務経験がない人がいきなりみても、少しイメージが湧きづらいかもしれません。(前提知識がある人向け?)
所感・振り返り
結論
はじめに正直に申し上げておきますと、今回合格することはできましたが、
私の経験スペック(以下)で確実に合格を勝ち取るには、もう少し時間が必要だったと感じました・・・!
自分は直前のUdemyの模擬試験では50%程度しか取れていなかったので、試験早く申し込み過ぎた、、と直前はだいぶ焦っていました。実際、スコアは1000点中739点(合格点720点)と、ギリギリでした、、、
上記の勉強時間でも軽々と合格できるのは、普段からAWSを触っている人もしくは、インフラエンジニアでネットワーク/セキュリティの設計に対する実務のイメージがちゃんと持てている方だと感じました。
所感つらつら
最後になりましたが、自分の本資格周りの前提経験を書いておきます。
・本業はアプリケーションエンジニア。AWSのアーキテクチャ設計経験なし。
・AWSは基本的なコンポーネント(EC2, S3, RDSなど) なら使ったことある。(趣味開発レベル)
・本番プロダクトレベルの作り込み経験なし(セキュリティやサブネット構成、可用性設計等)
・ネットワークとデータベースについてはIPAのネットワークスペシャリスト/データベーススペシャリスト資格を4年くらい前にとったため座学知識はあり。データベースは本業業務でもフル活用。
上記の自分のバックグラウンドも踏まえて試験を振り返ると、以下が細かい所感です。
- 触ったことのあるコンポーネント(EC2,DB,S3)に関する出題は具体のイメージがあり比較的解けた。
- ネットワークは、実務での設計経験はないものの、問題に頻出パターンがあるため、比較的解けた。
- セキュリティは知識も実用経験も薄く、かなり苦戦。(+AWS固有の考え方(IAMポリシー,ロール,ユーザ,セキュリティグループ,….が多く登場して頭が混乱してくるので、しっかり整理して覚える必要あり)
- インフラ構築・運用系はかなりイメージが湧かないまま言葉とパターンを覚えにいってしまった。(Cloud Formation, Elastic Beans Talk, WorkOps, ECS, ECR, EKS…..)この辺り、関連サービス種類がかなり多く、実際に使ったことがないと違いを実感を持って理解することが難しかったです・・継続要勉強です。
- 流行りのデータアナリティクス系サービス(ビッグデータ処理、データ解析)も、実際に触ってみた経験がなかったので、実感なく複数あるサービスの違いも明確に理解しきれずに出題パターンで解いてしまったなと。要勉強。
- 試験までに実際に触れなくても上記はもう少し時間をかけて違いを整理して試験に臨むと安心できたと思う。とはいえ、勉強の仕方としては、上記の教材で、ひたすら模擬試験を解きながらブラッシュアップしていくアジャイルなやり方で良かったと感じる。
- Udemyの模擬試験は「難易度高いやつ集めました」と書いていますが、実際の試験と比較すると、意外に同じか、実際の方が少し難しい問題が多いようにも感じました。
- テキストでは最後の方にちょろっと触れられているマイクロサービス(SQS活用)、ビッグデータ処理、データ解析などのモダンな分野での出題は結構多いので、要対策。
- 旧試験との出題傾向の違いは特に感じなかった。
今回の勉強を通して身についたと思うこと
- AWSサービス群の全体像がかなり掴めた。(GCP, Azureもきっと似たようなサービス群を展開しているはずなので、クラウドサービスの現状として横展開できる知識にはなるはず・・)新しく追加されているサービスを知ることで、今のアプリケーションに求められている機能の傾向の感覚も掴めた
- “可用性”・”コスト最適”・”セキュリティ”に十分考慮した設計をする習慣が(改めて)身についた
- 「ソリューションアーキテクト」の仕事って、楽しそうと思えた。自分がなりたい姿ってまさにこういう技術の提案ができる人かもしれない。
- 結論、勉強したことで見える世界が広がったのでとても良かったです。
これをきっかけに、引き続き精進してまいります。
本日も最後までご覧いただきありがとうございました!
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*受験料:15,000円