こんにちは。今日は、最近人気が拡大しているMicrosoft Azureの関連資格について調べてみることにしました。
加えて、後日談として、取得済の資格については個別に勉強方法や感想をまとめていますので、それらのリンクもつけています。
Azure資格に興味のある方、既に勉強をはじめられている方の参考に少しでもなりましたら幸いです!
それではまいります。
Contents
そもそもAzure資格は実務に役立つ?
これは自信をもってYesです。
私は、Azureをほとんど触ったことない状態で一通りの資格を取りましたが、ざっくり以下のことが分かるようになりました。暗闇で何も見えなかったAzureの世界の全体地図を手に入れた感じです。
- Azureサービスの全体像が分かる
- どういう場合にどういうサービス・機能が使えそうかが分かる
もちろん、実際に触っていない段階では、一定以上に細かい情報や実用上の考慮ポイントなどは腹落ちして覚えられないと思いますので、時間がたつと結構忘れます(1年たっての感想)。どの資格でも同じだと思いますが、取得後に引き続きAzureを触りつづけることが大切という点はお忘れなく・・。
Microsoft Azure 関連資格試験の一覧
最新のAzure関連資格試験の一覧は以下から確認できます。
これら試験に関する留意点は以下かなと思います。
- クラウドの世界は進化激しく、試験の一覧や、内容は頻繁に変わっていますので、都度公式ページの最新情報を確認する
- 試験の難易度は初級/中級/上級の3段階に分かれている。資格の名称も、初級:Fundamental、中級:Associate、上級:Expertと分かれている
- 初級を飛ばして中級から受験を始めることは可能
- 上級の認定資格を得るには、前提として対象の中級資格を取得していないといけない(上級の試験を先にうけることはできますが、システム上資格として認定されるのは中級資格を取得した後)
- 料金は、初級:Fundamentalのみ12,500円。中級、上級は21,103円。
- 現在はすべての試験で、試験中にMicrosoftの公式ドキュメントを参照して調べ物ができる(これ、だいぶでかい)。私が最初にこれらの試験を受けた2020年当時はそんなことできなかったので、最後まで調べる根気があれば合格できるようになっている気がする
Azure資格取得体験記と体感難易度まとめ
私がこれまで取得した資格について、それぞれ簡単な体験記をまとめましたので、ご参考にしていただけますと幸いです。(★は多くは2020年7月当時の体感難易度、ただし個人の前提知識による & 上記のように現在は試験中に調べものできるので、ご参考程度に・・・)
試験全体の難易度は以下のような感触
- 個人的には、中級の試験が一番具体的で細かい質問が多くて苦しかったです笑
- 中級を潜り抜けて上級試験になると、もう少し抽象的というか、全体感の質問が増えて簡単に感じるようになる
初級:Fundamental資格
- AZ-900 Azure Fundamental(★☆☆☆☆)
- DP-900 Azure Data Fundamental(★☆☆☆☆)
- AI-900 Azure AI Fundamental(★☆☆☆☆)
中級:Associate資格
- AZ-104 Azure Administrator Associate(★★★★☆)
- AZ-204 Azure Developer Associate(★★★★☆)
- AZ-500 Azure Security Engineer Associate(★★★☆☆)
- DP-100 Azure Data Scientist Associate(★★☆☆☆)
- DP-200/201 Azure Data Engineer Associate(★★★☆☆)
- DP-300 Azure Data Administrator Associate (★★★☆☆)
- AI-102 Azure AI Engineer Associate(★★☆☆☆)
- DP-500 Azure Enterprise Data Analysit Associate(★★☆☆☆)
- AZ-700 Azure Network Engineer Associate(★★★★☆)
上級:Expert資格
- AZ-400 Azure DevOps Engineer Expert(★★★☆☆)
- AZ-305 Azure Solution Architect Expert(★★★☆☆)
- SC-100 Microsoft Cyber Security Architect(★★★☆☆)
どうやって1ヶ月で取得したか
ポイントは以下だったと思います。
- ピアソンのオンライン受験を活用してほぼ毎日受けていた
- Microsoft Learnの無料コンテンツを読み漁っていた(お金をかけなくても勉強できた)
1点目ですが、これらの資格試験は、ピアソンというテスト会社経由で受験しますが、ピアソンがオンライン試験という受験方法を提供してくれているおかげで、わざわざテストセンターに行かずとも、24時間365日好きなときに受験することができるようになっています。しかも、前日でも予約できるので大変便利です。
申し込みは、以下リンクのように各試験のページから進むことができます。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/learn/certifications/exams/az-104
私はこれを活用して、毎朝早朝に試験をスケジュールして、仕事前1時間ほどを朝活も兼ねて試験の受験にあてていました。
なお、オンライン自宅受験についてはいろいろと躓きポイントもあったので、こちらに別途まとめました。
2点目の勉強方法については、次のセクションで解説します。
Azure資格試験の対策方法
Azure資格試験の対策をする方法としては、大きく以下の4種類があります。
- Microsoft公式学習コンテンツ(Microsoft Learn)ベースの学習
- 書籍での学習
- Web学習コンテンツでの学習
- 実際にAzureを触って覚える
私の経験では、Microsoft Learnをしっかり読み込む+コンテンツ中のハンズオンを真面目にやる、ことでも、知識+経験が得られ、多くの試験はクリアできると思います。ここで、「真面目に」と書きましたが、Associateレベル以上の試験では、本当に「真面目に」やる必要があると感じました。え?そんな細かいこときくの?というレベルの知識も問われるため、ハンズオンの手順の細かいところまで理解しておくくらい真面目にやっておく必要があると感じました。
ただ、この公式コンテンツは機械翻訳なので、たまに日本語が結構わかりにくく、なかなか頭に入ってこないことも多いのも事実です。(そういう意味の根気も必要です・・)そういった場合には、各試験に特化した対策書籍を使うのが非常に効率的だと思います。
ちなみに、こちらAzureもAWSのように資格対策本がいろいろあるのかなと思って探してみたら・・一部の資格を除くと全然ないですね、、そうした場合には、Udemyなどのオンラインコンテンツもおすすめです。
以下に、それぞれ補足します。
Microsoft公式学習コンテンツ(Microsoft Learn)ベースの学習
Microsoft公式のドキュメントや学習コンテンツがかなり充実していて、基本的にはMicrosoftからもこちらのコンテンツでの学習が推奨されています。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/learn/
Microsoft Learnは、情報が非常に豊富で、かつチュートリアル+ハンズオン形式で学習を進められるので、勉強教材としてはとても良いと感じました。
こちら、使い方の詳細は以前まとめた記事があるので、貼っておきます。
書籍の学習
いやーこれ、日本語コンテンツが本当に全然ないですねー笑
2023年10月現在、Amazonで探せた日本語のテスト対策本は、AZ-900 (Azure Fundamental)とAZ-104(Azure Administrator)、AZ-500(Azure Security Engineer Associate)の3つくらいでした・・。
じゃあ他の試験の場合は、何で補強したらえーねん!という方。次のセクションです。
Webの学習コンテンツを活用する
私もAWSの試験対策の時に使ったのですが、Udemyというサービスで、今、各試験のテキストや模擬問題集がたくさん出てきているようでしたので、こちらを使ってみることを私はお勧めします。
Udemyは私もAWSのソリューションアーキテクト資格を取得する際に利用したことがありますが、以下が魅力だと思っています。
- ボリュームの割に安い
- 期待通りでない内容だった場合に30日以内の返金対応(私も間違えて購入した教材に対して1度やったことがありますが、一瞬で手続き完了します)がある
- コンテンツが直近の試験傾向に合わせてアップデートされ続ける
英語版のコンテンツが圧倒的に多いですが、試験は英語で対策しても日本語で対策してもほとんど差異はないので、是非活用を検討されることをお勧めいたします!こちらのサービスを使うとかなり選択の幅が広がると思います!
是非以下からAZ-XXXと検索してみてください!
実際にAzureを触って覚える
はい、こちらはもう言わずもがなですね、何事も実物を触って感覚を掴んでおくことが大切です。
Microsoft Learnを使えばハンズオンの中で強制的にAzureを操作する機会が作れますが、もっといろんなハンズオンに挑戦したい方は、Microsoft Learnのコンテンツではありませんが、Microsoftのオフィシャルドキュメントに、サービス毎にチュートリアルが豊富にあるので、活用いただければと思います。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/azure-functions/functions-twitter-email
以上、Azure関連資格の一覧と、その取得体験記、勉強方法についてまとめました。
自分も引き続き勉強してもっとAzureを使いこなせるようになっていきたいと思います!
本日も最後までご覧いただき、ありがとうございました!!少しでも参考になった方いらっしゃれば、下のいいねボタンポチっていただけましたら励みになります!
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