こんにちは。今年はコロナ渦で家にいる機会も増えたので、せっかくなら新しいことをいつも以上にたくさん勉強する年にしよう!ということで、今急AWSを猛追するクラウドサービス、Microsoft Azureの勉強をしています。
とは言うものの、クラウドについてはほとんど初心者で、手元で簡単なアプリくらいなら作ったことはありますが、本番運用に耐えるようなアーキテクチャを考えたりといった経験は皆無な私。
クラウドはサービスの幅も広く、一体何から手を付けたらいいのやら・・と思ったので、勉強のマイルストンをひく意味でも、まずはAzure関連資格を全て取得してみよう!そしたら何か新しい景色が見えてくるはず!という発想になりました笑
そして手を付けるに当たって一番困ったのは、日本語の勉強コンテンツや体験記がまだ圧倒的に少ない!という点。だったら自分が一通り受けて見て今後受ける方の参考になればと思い、今回の一連のシリーズを書いてみることにしました。
第一回は、最も初級の資格として位置付けられている、AZ-900について取得体験記を書いてみたいと思います!それでは早速参ります!
Azureをはじめクラウドサービスは変化が激しく、そのため資格試験の概要や内容も頻繁に更新されます。そのため、最新情報については公式サイトをよくご確認ください。
Contents
Microsoft Azure関連資格の全体像
以前、こちらに整理してみましたので、ご参考までに。
AZ-900を受けるべき人
- クラウド・Azureの概要や、どういうことができるか、といった全体像を把握したい方にぴったりです。
- 技術的な細かい問いよりも、仕組みや機能に関する標準的な問いが中心のため、開発者でなくとも、事業部門の方でも十分取得可能です。基礎教養として、このくらいは持っておいた方が良い、という感覚。
- 逆に、Azureを既に利用している方からするとかなり簡単に感じると思われます。
- AWSの資格を持っていたり、既に使い込まれている方からすると、ドキュメントをさらさらと見ていくだけで、他クラウドのサービスに対応するAzureのサービスを整理でき、比較的簡単に取得できるかと思います。
AZ-900試験の難易度
こちらは、個人の経験によるところも大きいかと思いますが、Fundamentalレベルに位置付けられている通り、試験範囲のドキュメントをちゃんと目を通していれば、ほぼ確実に合格できると思います。
AWSのソリューションアーキテクトアソシエイト資格などをお持ちの方に伝わる感覚でお話しすると、それよりはかなり難易度は低いです。
AZ-900試験の概要
基本情報
- 試験は44問
- 合格点は、700点/1000点満点
- 試験時間は60分
- 試験の予約はこちらから。
評価されるスキル
AZ-900で評価されるスキルとスコア配分は以下の通りです。
- クラウドの概念について説明する (15-20%)
- Azure のコアサービスについて説明する (30-35%)
- セキュリティ、プライバシー、コンプライアンス、信頼について説明する (25-30%)
- Azure の価格サービス レベル アグリーメントとライフサイクルについて説明する(20-25%)
受験方法
https://docs.microsoft.com/ja-jp/learn/certifications/exams/az-104
上記のように、各試験の公式ページからスケジュールを設定可能です。試験は、
- テストセンターでの受験
- オンライン自宅受験
から選択できますが、私は、便利なのでほとんどすべてのAzure資格をオンライン自宅受験しました。最短翌日にだって受けることができます。
なお、オンライン自宅受験についてはいろいろと躓きポイントがあったので、こちらに別途まとめました。
試験結果と勉強方法
試験結果
- 勉強期間:1週間弱
- 受験回数:1回
- 資格取得日:2020年7月29日
- スコア:920/1000
はじめに結果を書きましたが、結論から申しますと1週間程度しっかりと勉強をすることで、9割近いスコアを取得することができました!
試験対策に利用した教材
私は、Microsoftの公式教材を読み込む方法を取りました。こちら、英語版を機械翻訳にかけたもののようで、たまにわかりづらい表記があったり、そもそも日本語版の教材がなかったりはするのですが、説明も充実していますし、チュートリアルを通したハンズオンもあったり、経験値やクイズというちょっとしたゲーム要素もあったりして楽しく進めることができて個人的にはおすすめでした。
もう少しポイントを絞って素早く対策したい、日本人が日本人に向けてわかりやすく書いたコンテンツで学習したい、という方は、後ろでご紹介するコンテンツを利用しても良いと思います。
Microsoft Learn
試験範囲となるコンテンツは、資格試験概要ページの下部から確認することができます。
実は、下のページでリンクされているラーニングパスはなぜか英語版なのですが、日本語版もありますので、Microsoft Learn上で検索してみてください。(それか、コンテンツURLの”en-us”部分を”ja-jp”に変える)
https://docs.microsoft.com/ja-jp/learn/certifications/azure-fundamentals
その他補助教材
AZ-900関連には日本語の対策テキストが充実してきているので、これから勉強される方はこれ一冊で対策するのもおすすめです。
また、英語教材がメインですが、Udemyでも学習コンテンツを購入可能です。Udemyは私もAWSのソリューションアーキテクト資格を取得する際に利用したことがありますが、以下が魅力だと思っています。
- ボリュームの割に安い
- 期待通りでない内容だった場合に30日以内の返金対応(私も間違えて購入した教材に対して1度やったことがありますが、一瞬で手続き完了します)がある
- コンテンツが直近の試験傾向に合わせてアップデートされ続ける
いま、日本語の問題集も登場しているので、是非活用してみてください。
これだけで合格!AZ-900: Microsoft Azure Fundamentals模擬試験問題集(7回分430問)資格を取得して見えた世界
この資格を実際にとって見ると、以下のように成長できたなと感じます。
- Azureのサービス構成の全体感は掴めた。こういうサービスあるよ、くらいは言えるようになった
- 実際に各サービスを使いこなすレベルには全然なっていない、こういうことがしたいのであればこのあたりのサービスを使うんだろうな・・くらいの感覚は身についた
以上、AZ-900取得編でした!
本日も最後までご覧いただきありがとうございました!
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