こんにちは。今年はコロナ渦で家にいる機会も増えたので、せっかくなら新しいことをいつも以上にたくさん勉強する年にしよう!ということで、今急AWSを猛追するクラウドサービス、Microsoft Azureの勉強をしています。
とは言うものの、クラウドについてはほとんど初心者で、手元で簡単なアプリくらいなら作ったことはありますが、本番運用に耐えるようなアーキテクチャを考えたりといった経験は皆無な私。
クラウドはサービスの幅も広く、一体何から手を付けたらいいのやら・・と思ったので、勉強のマイルストンをひく意味でも、まずはAzure関連資格を全て取得してみよう!そしたら何か新しい景色が見えてくるはず!という発想になりました笑
そして手を付けるに当たって一番困ったのは、日本語の勉強コンテンツや体験記がまだ圧倒的に少ない!という点。だったら自分が一通り受けて見て今後受ける方の参考になればと思い、今回の一連のシリーズを書いてみることにしました。
第四回は、Azureの管理者としてのビギナー資格である、AZ-104について取得体験記を書いてみたいと思います!それでは早速参ります!
Azureをはじめクラウドサービスは変化が激しく、そのため資格試験の概要や内容も頻繁に更新されます。そのため、最新情報については公式サイトをよくご確認ください。
Contents
Microsoft Azure関連資格の全体像
以前、こちらに整理してみましたので、ご参考までに。
AZ-104を受けるべき人
- Azureの管理者として、Azureにおける管理・監視の考え方・ベストプラクティスを学びたい人
- ソリューションアーキテクトを目指している人
実際に勉強・試験を受けてみて思ったのですが、「管理者」といいつつもAzureのセキュリティや監査といった観点での考え方・ベストプラクティスが学べるので、セキュリティの担当者や、ソリューションアーキテクトを目指している方にとっても有益な資格だと感じました。
実際この資格は、上級資格Azure DevOps Engineer ExpertおよびAzure Solutions Architect Expertの前提要件ともなっています。
Microsoft 認定:Azure Solutions Architect Expert – Certifications | Microsoft Learn
Microsoft Certified: DevOps Engineer Expert – Certifications | Microsoft Learn
AZ-104試験の難易度
こちらは、個人の経験によるところも大きいかと思いますが、試験範囲のドキュメントをしっかり読見込むだけでも合格は可能です。
が、こんなのドキュメントに書いてあったっけ?書いてあったかもしれないけどそんな細かいところ気にしてなかった・・といったような細かいポイントも結構聞かれた印象です。ので、時間に余裕があれば、模擬テストなどのコンテンツを使って知識の補強をした方がベターだと思います。
技術領域的には、以下の試験概要にも記載の通り、Azure ADの管理、IaaS(仮想マシン、ネットワーク)リソースの監視・管理に加えてAzure Storageの設定絡みの設問が非常に多かった印象なので、このあたり普段から触り慣れている人にとってはより簡単に感じると思います。
私はちょうどこれらほとんど本格的に触ったことがなかったため、かなり細かいこと聞かれてる感覚がありしんどい試験でした笑(試験中にMicrosoftドキュメントを検索できる機能にかなり助けられて、なんとかパスすることができました笑)
AZ-104試験の概要
基本情報
- 試験は50問強(他のAssociate系は40問台のものが多かった気がするのでちょっと多い?)
- 合格点は、700点/1000点満点
- 試験時間は120分
- 試験の予約はこちらから。
評価されるスキル
この試験で評価されるスキルとスコア配分は以下の通りです。
- Azure ID とガバナンスを管理する (20 から 25%)
- ストレージを実装して管理する (15 – 20%)
- Azure のコンピューティング リソースのデプロイと管理 (20 から 25%)
- 仮想ネットワークを実装および管理する (15 から 20%)
- Azure リソースの監視と管理 (10 – 15%)
試験 AZ-104: Microsoft Azure Administrator – Certifications | Microsoft Learn
受験方法
https://docs.microsoft.com/ja-jp/learn/certifications/exams/az-104
上記のように、各試験の公式ページからスケジュールを設定可能です。試験は、
- テストセンターでの受験
- オンライン自宅受験
から選択できますが、個人的にはオンライン自宅受験が圧倒的におすすめです。
なお、オンライン自宅受験についてはいろいろと躓きポイントがあったので、こちらに別途まとめました。
試験結果と勉強方法
試験結果
すごくぎりぎりでした笑
ちなみに、2020年に受けた時の結果が以下。全く同じスコア笑 PaaSサービスであるストレージはちょこちょこ触ったことがあったので正答率が上がったように見えますが、他はこの3年でもほとんど使い込むことがなかったのであんまり変わっていないという残酷な事実が浮き彫りに・・笑
試験対策に利用した教材
私は、Microsoftの公式教材を読み込む方法を取りました。こちら、英語版を機械翻訳にかけたもののようで、たまにわかりづらい表記があったり、そもそも日本語版の教材がなかったりはするのですが、説明も充実していますし、チュートリアルを通したハンズオンもあったり、経験値やクイズというちょっとしたゲーム要素もあったりして楽しく進めることができて個人的にはおすすめでした。
もう少しポイントを絞って素早く対策したい、日本人が日本人に向けてわかりやすく書いたコンテンツで学習したい、という方は、後ろでご紹介するコンテンツを利用しても良いと思います。
Microsoft Learn
試験範囲となるコンテンツは、資格試験概要ページの下部から確認することができます。
実は、下のページでリンクされているラーニングパスはなぜか英語版なのですが、日本語版もありますので、Microsoft Learn上で検索してみてください。(それか、コンテンツURLの”en-us”部分を”ja-jp”に変える)
https://docs.microsoft.com/ja-jp/learn/certifications/exams/az-104
その他補助教材
AZ-104に関しては、日本語版のテキストが発売されています!(AZ-900とAZ-104くらいではないでしょうか・・!)こちらは、テキスト+演習の両方が含まれているようで、評価も★4つと高いようです!
他にも、2021年10月に新しいテキスト+問題集も出たようです。レビュー数はまだ少ないですが、高評価のようです。
2022年3月追記:
つい最近、他の資格でも馴染み深いこのカバーのAZ-104版も出たようです。
また、英語教材がメインですが、Udemyでも学習コンテンツを購入可能です。
Udemyは私もAWSのソリューションアーキテクト資格を取得する際に利用したことがありますが、以下が魅力だと思っています。実際の試験は英語で対策しても日本語で対策してもほとんど差異はないので、是非活用を検討されることをお勧めいたします!
- ボリュームの割に安い
- 期待通りでない内容だった場合に30日以内の返金対応(私も間違えて購入した教材に対して1度やったことがありますが、一瞬で手続き完了します)がある
- コンテンツが直近の試験傾向に合わせてアップデートされ続ける
日本語の模擬問題集も出ています。
これだけで合格!AZ-104 Microsoft Azure Administrator模擬試験問題(4回分260問) AZ-104: Microsoft Azure Administrator 模擬問題集資格を取得して見えた世界
この資格を実際にとって見ると、以下のように成長できたなと感じます。
- Azureを使ったアーキテクト設計において最も根本的な部分になるセキュリティやガバナンス構成の考え方が分かった(どのようなサービスを使うとしても活きる
- 特に、バックアップの構成、認証認可・ネットワークレベルのセキュリティ実現方法
以上、AZ-104取得編でした!次のレベルの資格としては、Azure DevOps Expertがありますので、こちらも今後取得できたらまとめを書こうと思います。
本日も最後までご覧いただきありがとうございました!
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