こんにちは。今年はコロナ渦で家にいる機会も増えたので、せっかくなら新しいことをいつも以上にたくさん勉強する年にしよう!ということで、今急AWSを猛追するクラウドサービス、Microsoft Azureの勉強をしています。
とは言うものの、クラウドについてはほとんど初心者で、手元で簡単なアプリくらいなら作ったことはありますが、本番運用に耐えるようなアーキテクチャを考えたりといった経験は皆無な私。
クラウドはサービスの幅も広く、一体何から手を付けたらいいのやら・・と思ったので、勉強のマイルストンをひく意味でも、まずはAzure関連資格を全て取得してみよう!そしたら何か新しい景色が見えてくるはず!という発想になりました笑
そして手を付けるに当たって一番困ったのは、日本語の勉強コンテンツや体験記がまだ圧倒的に少ない!という点。だったら自分が一通り受けて見て今後受ける方の参考になればと思い、今回の一連のシリーズを書いてみることにしました。
第8回は、AzureのDevOpsエンジニアとしての最高資格である、AZ-400について取得体験記を書いてみたいと思います!
この資格は記載の通り、事前にAZ-104 Azure Administrator AssociateとAZ-204 Azure Developer Associateという2つの試験のいずれか1つにパスしている必要があります。
それでは早速参ります!
Contents
Microsoft Azure関連資格の全体像
以前、こちらに整理してみましたので、ご参考までに。
AZ-400を受けるべき人
- Azure、AzureDevOpsを利用したDevOpsの仕組み構築の知識・スキルを得たい方
- DevOpsの一般的な考え方に関する知識を得たい方
実際に勉強・試験を受けてみて思ったのですが、一般的なDevOpsについての考え方も学べるので、Azureに限定されない知識が得られたと感じます。
公式サイトでは、以下のような説明があります。
この試験の受験者は、ビジネスの価値を継続的に提供するために、人、プロセス、およびテクノロジと連携する主題の専門知識を持っている必要があります。
このロールの責任には、コラボレーション、コード、インフラストラクチャ、ソース管理、セキュリティ、コンプライアンス、継続的インテグレーション、テスト、配信、モニタリング、フィードバックの戦略の設計と実装が含まれます。
この試験の受験者は、Azure の管理と開発の両方に精通している必要があり、これらの分野の少なくとも 1 つに精通している必要があります。
公式ページより
AZ-400試験の難易度
こちらは、個人の経験によるところも大きいかと思いますが、試験範囲のドキュメントをしっかり読見込むだけでも合格は可能です。
また、試験内容はAzureに限定されない一般的なDevOpsの知識も多分に問われた印象なので、DevOpsの知識がある方は、それだけでもかなり得点を稼げるのではないかなと感じました。
個人的には、その前のAZ-104やAZ-204の資格を取得する方が難しかったと思います、、
AZ-400試験の概要
基本情報
- 試験は??問(忘れましたが、40〜60問程度の間でした)
- 合格点は、700点/1000点満点
- 試験時間は180分
- 試験の予約はこちらから。
評価されるスキル
この試験で評価されるスキルとスコア配分は以下の通りです。
- インストルメンテーション戦略を開発する (5-10%)
- Site Reliability Engineering (SRE) 戦略を開発する (5-10%)
- セキュリティとコンプライアンス計画を作成する (10-15%)
- ソース制御を管理する (10-15%)
- コミュニケーションとコラボレーションを促進する (10-15%)
- 継続的統合を定義して実装する (20-25%)
- 継続的デリバリーおよびリリース管理戦略を定義して実装する (10-15%)
そして最近になってようやく気付いたのですが、以下の「認定資格スキルのアウトラインをダウンロード」からもっと細かい出題内容が確認できるので、ぜひ見ておくことをお勧めします。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/learn/certifications/exams/az-400
試験結果と勉強方法
試験結果
- 勉強期間:1日
- 受験回数:1回
- 資格取得日:2020年10月4日
- スコア:758/1000
まず、試験勉強期間が1日と異常に短く見えるかもしれませんが、これはこの試験の前提としてAZ-104と204の試験合格が必要だったため、そちらの勉強貯金が生きた、という感覚です。
また、Azureに限らずDevOpsの一般的な知識を少しでもお持ちであれば、他の資格のようなAzureサービス固有の機能に関する細かい問題ではないため、比較的解きやすいと思います。
スコアを見てみると、CI/CDの実装、SRE戦略の開発、といった領域のスコアが低かったです。
今回は、実は勉強にほとんど時間をさくことができず、対象MS Learnコンテンツを全て完了させることができず、一般的なDevOpsの事前知識と、これまでのAzure資格勉強を通して得たAzureサービスの知識で望んだため、スコアがギリギリになってしまいました。
こちらはもう少し時間をかけて丁寧にコンテンツの内容を理解する、またはUdemyなどのコンテンツで試験対策をすることで、余裕を持って合格できるようになるかと思います。
試験対策に利用した教材
私は、Microsoftの公式教材を読み込む方法を取りました。こちら、英語版を機械翻訳にかけたもののようで、たまにわかりづらい表記があったり、そもそも日本語版の教材がなかったりはするのですが、説明も充実していますし、チュートリアルを通したハンズオンもあったり、経験値やクイズというちょっとしたゲーム要素もあったりして楽しく進めることができて個人的にはおすすめでした。
もう少しポイントを絞って素早く対策したい、日本人が日本人に向けてわかりやすく書いたコンテンツで学習したい、という方は、後ろでご紹介するコンテンツを利用しても良いと思います。
Microsoft Learn
試験範囲となるコンテンツは、資格試験概要ページの下部から確認することができます。
AZ-400に関しては、ほとんどがこれまでの試験対策ではカバーされないラーニングパスコンテンツのため、これらを全て理解して完了させるには、最低でも丸1日分の時間は確保しておいた方が良いと思います。(ある程度DevOpsの知識がある前提)
https://docs.microsoft.com/ja-jp/learn/certifications/exams/az-400
その他補助教材
AZ-400に関しては、Amazon等で日本語の教材はありませんでした・・・
また、英語教材がメインですが、Udemyでも学習コンテンツを購入可能です。Udemyは私もAWSのソリューションアーキテクト資格を取得する際に利用したことがありますが、以下が魅力だと思っています。
- ボリュームの割に安い
- 期待通りでない内容だった場合に30日以内の返金対応(私も間違えて購入した教材に対して1度やったことがありますが、一瞬で手続き完了します)がある
- コンテンツが直近の試験傾向に合わせてアップデートされ続ける
実際の試験は英語で対策しても日本語で対策してもほとんど差異はないので、是非活用を検討されることをお勧めいたします!
現時点では、以下が一番人気でレビュー評価も高いようでした。こちらは、講義のようですね。
AZ-400 Azure DevOps: Implementing Infrastructure as Codeこちらは2番目に人気のようです。模擬テストは1回分ついているようです。
AZ-400-Designing and Implementing Microsoft DevOps Solutions余談ですが、こちら初版の記事を書いた2020年末当時は、受講者688人、レビュー40件だったのですが・・・
現在受講者29000人、4800レビューという驚異的な伸び方をしておりました。Udemyおそるべし・・
資格を取得して見えた世界
この資格を実際にとって見ると、以下のように成長できたなと感じます。
- DevOps, SREに関する一般的な知識が得られた
- AzureでDevOpsを実現するソリューションについての知識が得られた
以上、AZ-400取得編でした!
本日も最後までご覧いただきありがとうございました!
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