こんばんは。今日はAzure MonitorのWorkbookを使ってみたので、分かったことをまとめておきたいと思います。
それではまいります。
Contents
Azure MonitorのWorkbookとは
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/azure-monitor/visualize/workbooks-overview
- 2019年11月に一般公開(GA)されたAzure Monitorの機能
- Azure portal 内でデータを分析し、高度な視覚的レポートを作成するための柔軟なキャンバスを提供可能
- 事前に用意されている組み込みのレポートもあれば、カスタムで一からレポートを作成することも可能
- カスタムレポートではテキスト、Log Analyticsに発行するKustoクエリ、メトリック、パラメーターなどの情報を自由なレイアウトで可視化可能
- RBACによるアクセス制御も可能
Dashboardなど他のAzure可視化サービスとどう使い分ける?
個人的にはここが一番気になった場所。メトリクスやKustoクエリ結果の可視化などならDashboardでもできますよね。
私もまだ模索中ですが、公式ドキュメントやGAアナウンスを見る限りだと、より詳細で高度な分析を行う用途でWorkbookを推しているようには感じますね。またもう少し使い込んで思うところがあればUpdateしたいと思います。(またはコメントで教えてください笑)
Azure Monitor ブックの一般提供が開始されました。Azure Monitor ブックを使用すると、単一のツールで、テキスト、分析クエリ、メトリック、パラメーターを組み合わせて内容豊富な対話型レポートを作成し、チーム メンバーと共有できます。アプリの使用方法の検討、根本原因の分析、運用プレイブックの作成など、お客様はさまざまな目的でブックを使用しています。プレビューの開始以来、Azure Data Explorer、Azure Resource Graph、Azure Monitor ログ、メトリック、アラートなどの多数の新しいデータ ソースのサポートが追加されました。さらに、グラフ、グリッド、タイル、ハニカム、マップなどの新しい視覚化オプションも追加されました。 Azure Monitor ブック プラットフォームは、Azure Sentinel、ストレージ アカウント、CosmosDB、AAD、SAP Hana などの Azure サービスで新しい監視エクスペリエンスの基盤を形成するようになりました。
https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/azure-monitor-workbooks-is-now-generally-available/
ちなみに、Workbookはダッシュボードにタイルとしてピン留めできるので、ダッシュボードからWorkbookに移動することはできるようです。
組み込みのWorkbookをみてみた
説明だけみていてもあれなので、試しに組み込みダッシュボードをいくつか使ってみました。
結論、組み込みのWorkbookは、たくさんあるリソースの状況を横並びで一目で把握するにはとても便利そうだと思いました。
Workbook – 仮想マシン 主なメトリック
こちらはVMの稼働状況を追えるレポートになっていますね。
Workbook – ストレージアカウントの概要
ストレージアカウントの稼働状況。
Workbook – アプリケーションのパフォーマンス分析
これはApp Service/Functionsのパフォーマンスを分析するために利用できるようです。
選択したApp Service/Functionsリソース毎に、リクエスト処理の実行時間の推移を確認できるようですね。
[工事中] Workbook – SQLの分析情報
カスタムのWorkbookを作成してみた
最後に、カスタムWorkbookの作戦に挑戦してみました。
Workbookでは、以下の要素を自由に追加可能です。
- テキスト
- パラメータ
- リンク・タブ
- Log Analyticsに発行するKustoクエリ
- メトリック
メトリックは、こんな感じでリソース>メトリックをポチポチ指定していくだけでOK。表示期間や可視化方法も選べます。
Kustoクエリも、Log AnalyticsワークスペースとKustoクエリを指定するだけでOK。
いろいろ隠しててスミマセンが笑、こんな感じでそれっぽいダッシュボードを作ることができました!
以上、Workbookでできることの流し読みメモでした。
ご参考になりましたら幸いです!
おしまい
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