こんばんは。今日はPower BIに関する記事です。最近Power BIの管理まわりを勉強しているのですが、アクセス権まわりがなかなかややこしくて覚えずらい・・
今回はデータフローを編集するための権限でつまづいたので、備忘としてまとめておきます。それではまいります。
やりたいこと
Power BIのデータフローで、作成者以外の人(同じ開発チームのメンバ、など)も中身を編集できるようにしたい。
Power BIのデータフローは、既定では作成者(所有者)のみが編集できるようになっていて、所有者以外が編集しようとすると下のようなエラーが出る。作成者しか編集できないようだと、共同開発できないじゃん・・と。
結論
方法はあった。「所有者を引き継ぐ」ことができるみたい。
データフローの構成と使用 – Power BI | Microsoft Learn
- [所有権の取得] : データフローの所有者でない場合、これらの設定の多くが無効になります。 データフローの所有権を取得するには、 [引き継ぎ] を選択して制御を受け取ります。 必要なアクセス レベルがあることを確認するために、資格情報を入力するように求められます。
えっと、所有者が権限を渡すんじゃなくて、他のユーザが自分から取得しにいく、という方式なんですね。ちょっと違和感を持ちつつ、とりあえず試してみる。
非作成者のユーザ(ワークスペース管理者権限あり)でログインして該当データフローの設定をみると、「引き継ぎ」ボタン発見!
おしてみる。資格情報はリセットするから入れなおせと。
ボタンを押すと確かに資格情報が消えた。
再度設定しなおして、データフローの編集に進むと・・・・
今度はいけた、引継ぎ成功。
さて、このとき、もともとの作成者からはどうみえるんだろうか。試してみた。
うわ・・・権限不足エラーが出るようになった。ということで同時に一人しか編集の権限をもてないわけね・・・データセットと考え方が違うくてなんか混乱するけど・・・
あとは、先ほどはワークスペース管理者権限を持っていたユーザで引き継げることを確認しましたが、ワークスペース閲覧者などの最低権限だとどうだろうか。(ワークスペースの権限に影響を受けるのか、Docs上だと特に記載はないけどデータセットと同じような動きをしないかの確認)
結論、同じように引き継げた。ということで、Docsの通り、ワークスペースの最低権限(閲覧者、これがないとそもそもデータフローリソースがみえないですからね)をもっていて、かつデータフローが接続している先のデータソースの資格情報さえ知っていれば誰でも編集できるようできるみたいでした。
以上、同じことに疑問を持たれている方の助けになりましたら幸いです。
おしまい
<余談>
*調べるにあたって最初以下のページをみつけて、まさにその機能を開発中だぜ、との回答があったけど、
Solved: how can we edit DataFlow created by another member… – Microsoft Power BI Community
2019年のコメントだったのでもう今はあってもいいんじゃないかとも少し調べてみたら以下のブログを見つけた。
Power BI dataflows – Takeover – Debbies Microsoft Power BI, SQL and Azure Blog (home.blog)
その後「Power BI Ownership Takeover」で調べなおしてようやく公式Docsにたどり着いた。当初「Power BI データフロー 編集」とかだと公式Docsが上の方でヒットせずみつけられなかったので時間くいました・・・
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