こんばんは。いつもデータ分析で愛用しているJupyterLabのメジャーバージョンが先月上がっていたことに今更ながら気づきましたので、私のJupyterLabもアップグレードしてみようと思います。
また、タイトルとは関係がないですが、これらの機能アップデートを提供してくれているJupyterLabの開発者コミュニティについても気になったので番外編としてまとめてみました。
Contents
アップグレード方法
変更点については後ほど整理することにして、まずはアップグレード方法です。
下記コマンドでアップグレード可能です。(Anacondaを利用している場合)
conda update -c conda-forge jupyterlab
一つ注意なのが、JupyterLabのアップデートに伴い非常に多くのパッケージもバージョンアップされます。既存のプログラムとの互換性に影響がないか、念のため確認されることをお勧めします。
注意点として、これまでメジャーバージョン1.XでJupyterLab Extensionを利用していた場合、JupyterLabを2.0にアップデートした際に「extension outdated」というエラーが出て起動時に表示されなくなってしまいました。このような場合には以下のコマンドでLab Extensionもアップデート可能です。
jupyter labextension update --all
Jupyter Lab 2.0の変更点
JupyterLabのバージョンログはこちら(公式ページ)から確認することができます。
下記にまとめてみましたが、タグ機能が最も大きな変更のようで、その他細かい改善は多く入っているようですが、メジャーバージョンアップとしては、これまでの使い方とそこまで大きく変わるような変更はないように感じました。
早速ですが、公式ページのバージョンログをもとに、変更点をさらっとまとめていきます。
タグ機能が追加された
これはもともと、こちらで提供されていた拡張機能がJupyter Labの標準機能として実装されたもののようです。どのように便利なのか、ちょっとこれから使ってみようと思います。
ファイル情報が簡単に確認できるようになった
ふむふむ。
Notebook全体に対する検索ができるようになった
これはちょっと嬉しいですね。前のバージョンまではセル内での検索しかできなかったので、Notebook全体の検索をしようとすると、ブラウザの検索機能を使う必要がありましたので・・。
その他の機能・UIのアップデート
その他、下記のような変更が入っているとのこと。大まかには以下のような変更のようです。
- ショートカットの追加
- UIレイアウト・メニューの刷新
- 対応範囲の拡大(CSV Viewerのデリミタに#が利用可能になった、など)
バックエンドもブラッシュアップされた
裏の作りにも結構手が入っているようです。
その他もいろいろ改善された
下記ご覧ください。(説明が雑になってきました笑)
バグもたくさん修正された
番外編:JupyterLabの開発コミュニティについて
JupyterLabのGithubページに開発コミュニティについての記述がありました。
主な開発者が掲載されています。意外にもJP Morgan, Bloombergといった金融系企業の方や、AWSの方が多いようです。改善要望があればGithubからIssueをあげて議論することができるようです。
また、毎週ビデオ会議も実施されているようで、聴講もできれば過去の議事メモも見ることができるようです。
自分もこういうコミュニティで機能を実装できる人間になりたい・・(精進)
というわけで、開発者のみなさま、アップデート、ありがとうございました。これからも愛用させていただきます!
以上
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